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昨日は一日、雨。
私の退職を天が悲しんだか、私自身の涙雨か、友人・知人らの涙雨か・・・
教職30年を振り返ったり、職場との別れを惜しむ以上に、私の前には病のしんどさが大きく立ちはだかっている。
いつの間にか極端に気持ちを高揚させることを避けようとする癖が付いてしまったようだ。
周りの人たちに比べて、私自身は事の大きさを十分に認識できないのかも知れない。
教職最後の日・・・
教職最後の日、職場では私のために貴重な時間を割いてくれた。
職員朝礼で退職に際しての挨拶をした。
半年だけの付き合いだった年上の女性が涙を見せてくれた。
普段はあまり話さない年下のおじさんは、「最後の日やのに雨で残念やねぇ」と声をかけてくれた。
体育部で新任当初からの付き合いの先輩の女性が、「お疲れさん」のプレート付きのケーキをくれた。
授業は午前中の4時間で終わった。
4時間目の最後の授業では、相担が来てくれて子どもたちに最後の挨拶をきちんとさせようとしてくれたが、子どもたちにとっては普段と変わりない時間だったようだ。
午後は校務員室で横にならせてもらったり、荷物の整理をさせてもらった。
子どもたちの下校時には、一番多く関わった3年生の子どもが何人もお礼の言葉をかけてくれた。
担任からの声かけもあって、運動会の組み立て体操で少し関わっただけの6年生の男児も声をかけてくれた。
放課後は職員会議で、勤務時間が8時間から7時間45分に変更になるという、また訳のわらないことを上から言ってきたようだ。
退勤時には花束をもらった。
前任校からの付き合いで支援学級相担の少し年下の女性から手渡されたが、彼女も涙を浮かべてくれた。
若者が声をかけてくれて、みんな揃って記念撮影をした。
学校を出る時には、10名ほどが見送ってくれた。
夜、阪神戦の後に矢野捕手の引退セレモニーをしていたが、それに負けないくらいの同僚たちの心遣いをもらえたと思った。
皆には申し訳ないが、これまでとは違った意味で、とても疲れた一日だった。
夕食後には片頭痛も始まり、夜中の何度目かの目覚め時まで続いていた。
「がっこのせんせ」終了。
これから先のことは見当も付かないが、取り敢えずは「休養」を第一に考えて過ごすつもりだ。
お読みいただいて、ありがとうございます。
一言でもいいので、コメントをお願いします。
TESTUDO
GANBANBEIさん、長きにわたる教員生活お疲れ様でした。いろいろな手続き等で大変かと思いますが、当分は休息と治療に専念されることをお勧めします。これからも覗きにきます。ではでは・・・
2010年10月1日金曜日 - 02:01 PM