GANBANBEI

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2：20

昼過ぎ、登山から帰ってMacに向かっていると突然気分が悪くなって、しばらくジッとしていた。

何か食べたわけでもなく、いつも通り炭酸水を飲んでいただけなのに胃の具合が悪くなったようで、吐きそうな気がしてトイレに行ってしばらく座っていた。

吐くことはなく、少し落ち着いたのでソファーに横になりひと眠りしたら治まっていた。

昨日でやっと宅配便が途切れた。

ネットでの買い物は、買いたい物が思い付いたらそれを検索して、色々比べて買う商品を決める。

その後、その商品を検索して、一番安い店を探す。

値段が安いだけでなく、送料やポイントも含めて比べる。

最後に、本当に必要かどうか、無駄遣いではないかどうか考えながらプチッとする。

気紛らし・時間つぶしになるだけでなく、アドレナリンが出て気分が良くなっているのだと思う。

うつを患って買い物依存症になるという話はよく聞くが、私はそこまではなっていない。

気が小さい所為か、高額な物は買うことができないし、それなりの自制心はある。

それでも、贅沢なことをしていると思う。

そんな暮らしができていることは幸せなのだろう。

私より少し上の世代の人が「夫婦の年金を合わせると、金の使い道に困る」といった話を聞いたことがある。

年金生活をしている高齢者がそんな暮らしをしていることは、この国にとって良いことなのか悪いことなのか、そんな事が時折思い浮かぶ。

市場経済の活性化に貢献していると言えるのか、単に無駄遣いなのか、分からない。

それにしても、少なくとも今の私にとっては、この国は良い国だ。

長年それなりに頑張って働いてきたご褒美だと言えばそれまでだが、私にとっては贅沢この上ない暮らしができていると思う。

そんな暮らしに胡座をかいていていいのだろうか・・・

若い頃は「働かざる者喰うべからず」などと思っていたが、今となってはこの国の年金の仕組みには感謝せざるを得ない。

うつという障害を患った代償という見方もあるが、ホントに幸せだ。

これまでは、うつの辛さの方が断然大きいという捉え方しかできていなかったが、ここしばらくは今の暮らしができていることが幸せだと思えるようになってきている。

「生きているだけでしんどい」事にまだ変わりはないが、私は幸せだ。

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